人材派遣業界に転職!元営業マンが語る仕事のリアル

20代の転職

人材派遣会社の営業ってどのようイメージがありますか?

派遣スタッフとして就業したことも無い方はあまりイメージがつきにくいかもしれません。

逆に就業したことがある方であれば少しイメージがあるかもしれませんね。

私は人材派遣会社に勤めて7年間在籍しておりました。

人材派遣業界への転職ってどうなの?って思っている方に向けて、元人材派遣業界で営業をしていた私の実体験を記事にしました。

あくまで私が就職していた人材派遣会社での経験ですので他の人材派遣会社とは実態が異なる場合もあります。一例として参考にして頂ければ幸いです!

人材派遣業界の業界規模・将来性・平均年収

まずは人材派遣業界について基本的なことをお伝えします。

業界規模

2兆9,658億円(67位/123業界)

伸び率

+17.0%(4位/123業界)

平均年収

503万円(103位/123業界)

平均勤続年数

6.3年

平均年齢

33歳

参照:ゼロワンマガジン

売上高の伸び率が123業界中4位ということで、まさに成長している業界と言えるでしょう。

その背景には景気回復による企業業績の向上、それに伴う人材需要の上昇が要因と推察します。

平均勤続年数が低いですが、派遣スタッフも含まれていますので派遣会社の正社員だけの数値ではないです。

また、高度な専門知識や専門技術が必要な訳ではないので未経験でも受け入れてくれる会社は多いです。

人材派遣会社売上規模ランキング(20183月期)上位10社

続いて人材派遣会社上位10社の企業についてお伝えします。

企業名

売上規模

1

リクルートホールディングス

2,173,385百万円

2

パーソルホールディングス

722,183百万円

3

パソナグループ

311,410百万円

4

アウトソーシング

230,172百万円

5

ワールドホールディングス

127,147百万円

6

テクノプロ・ホールディングス

100,095百万円

7

メイテック

93,618百万円

8

UTグループ

81,751百万円

9

穴吹興産

81,518百万円

10

ウィルグループ

79,197百万円

参考:日本経済新聞

1位はリクルートホールディングスです。リクルートは人材派遣に限らず様々な事業展開をしていることもあり売上規模もダントツですね。

2位のパーソルホールディングス(テンプスタッフ)、3位のパソナグループ、4位のアウトソーシングなんかは、良く耳にする代表する人材派遣会社なのではないでしょうか。

仕事内容

それでは人材派遣会社の営業の仕事内容について解説していきます。

ルート営業

すでに契約しているクライアントのところへ訪問します。

クライアント(主に人事のご担当者)と面談のために訪問する場合もあれば、スタッフのフォローのために訪問することもあります。

フォローとは仕事状況の確認や困っていることがないか確認することです。

新規営業

人材の需要があるところを開拓していく活動です。

クライアントからの引合があればどのような条件でどのような人材を採用すれば良いか聞き取りをします。

募集活動・面接

聞いたきた条件をもとに人材を探す活動をします。

登録スタッフに連絡をして仕事を紹介したり、求人広告媒体に掲載する準備を行います。

また、応募があれば面接(登録)を実施し、求める人物に合うか判断します。

これらは派遣会社によっては分担して行っている場合があるので、営業担当は対応しない場合もあると思います。

スタッフ紹介

選考して決定した人材をクライアントへ紹介します。

工場などは見学も一緒に兼ねて行います。

初日挨拶

決定した人材の勤務初日は営業担当が同行する場合が多いです。

クライアントのスタッフ受け入れがキチンとされたことを確認して帰ります。

だいたいが「本日から宜しくお願い致します」「あ、はい、宜しくお願い致します」程度で終わります。

給与計算・請求書発行

締日までの派遣スタッフの勤務実績をもとに給与計算をして請求書を発行します。

これも派遣会社によってですが事務員が対応することが多いです。

 

ここに注目!

アウトソーシングをしているかで仕事の大変度は上がります

人材派遣のみをやっている会社もありますが、大抵はアウトソーシング(業務請負・委託)もしている会社が多いと思います。

売上規模の大きいところだと部署で人材派遣をやる部署とアウトソーシングをやる部署と分けている場合もあります。

業務請負・委託契約をしていると、急な欠員時に自分も業務に入らなくてはいけないリスクが高まります。

人材派遣契約と違い契約の責任が重いのです。

営業担当が現場の業務に入ることは、自分の本来やるべき仕事ができないばかりか、休みまで返上して対応に追われる場合もありますので、大変度がグっと上がります。

派遣会社の営業の仕事で大変なこと

派遣会社の営業の仕事の中でストレスを感じたことについてまとめてみました!

身勝手なスタッフ

人材派遣会社の商品は「スタッフ」です。

この「スタッフ」がクライアントの人材不足を解消してくれれば良いのですが、ときに牙をむく(笑)ときがあります。

よくあるのがバックレです。

商品と言ってもヒトですので、突然気分が変わったり働くのが面倒になったりして急に仕事にこなくなるときがあるのです。

連絡してくれればまだ良いほうですが中にはいきなり音信不通になったりします。

その度にクライアントに謝りにいくことになるので、大変なストレスになります。

休みの日も連絡がくる

クライアントによっては土日も営業しているところもあれば24時間稼働していると工場なんかもあります。

そういったところの担当になると土日であろうが深夜であろうが連絡が普通にくる場合があります。

深夜にクレームが入って「今すぐ来い」なんて言われることもあります。まあクライアントによりますし滅多にないと思いますが・・・

もちろんクライアントだけでなくスタッフからも連絡がくる場合があるので、常に会社のケータイを持っているような習慣になるでしょう。

このことが退職の理由になることも多いようですね。

現場に作業員として入る

先ほどのアウトソーシング(業務請負・委託)をしている現場の担当になると、欠員時には自ら作業員として入ることもあります。

特に、新規契約をして業務立ち上げをする際などは、現場管理者・責任者として入ることもあると思います。

工場なんかは24時間稼働のところもありますので、深夜に作業をしなければならないときもあります。

こちらもストレスの要因になるでしょう。

売上確保もヒト次第

新規営業をしてようやく派遣を利用してもらえることになり、いざ募集を開始してもヒトが集まらない・・というのもよくあります。

世の中で人材不足が叫ばれている中、人材派遣会社についてもそれは当てはまります。

自分で頑張って営業して依頼をもらったのに、肝心な当て込む人材がいなくて依頼をお断りするといった情けないことにもなります。

派遣会社の営業の仕事で良かったこと

今度は逆に派遣会社の営業の仕事をしていて良かったなーと思ったことをまとめてみました。

色々な人と知り合える

人材派遣会社はヒトを扱うことが大変なことでもありますが、その逆に良いことでもあります。

この仕事をしていたおかげで知り合えた人もいるからです。

なかには数年前に担当したスタッフと今でもたまに飲みにいく仲であったりします。

悪いスタッフのほうが目立ってしまいますが実際は良いスタッフ(普通の人含む)のほうが多いです。

人との交流が好きな人には楽しい仕事かもしれません。

依頼をもらうのは簡単!あとは人材をどう確保するか

人材派遣で言えば営業に行って依頼をもらうのは簡単です。

世の中全体で人材不足が叫ばれているご時世、特に工場なんかは人材不足が深刻で需要は多いからです。

人材さえ確保できればすぐに売上を獲得することができるでしょう。

色々な仕事が経験できる

営業担当が現場作業に入ることになると大変だと伝えましたが、色々な仕事を経験できるという視点で見れば良いことでもあります。

派遣会社の営業は様々な業界と関わり、その業界や仕事を理解し適切な人員を送り込む仕事です。

広く浅くときには深く、様々な業界を知ることができます。

現場を持っているとある意味自由がきく?

営業という仕事自体がある意味自由に仕事ができる面(サボりやすい)もありますが、自分が行きやすい現場を持っているとそこが息抜きの場になったりします。

スタッフのフォローと言いつつも、世間話をしたりして過ごすこともありますので、外回りに疲れたときは意味もなくくっちゃべったりしていました(笑)

派遣会社の営業はこんな人に向いている!

  • いろいろな人と知り合うことが好きな人
  • 物事に飽きやすい人
  • 営業をやってみたいけど自信が無い人(依頼自体は簡単にもらえる)
  • ハプニングを楽しめる人

このように好奇心旺盛で飽きっぽい性格の人が向いていると思います。

同じ業界の仕事でも企業によって内容もやり方も価値観も全然違います。

さらに送り込むスタッフも毎回新しい人と関わることにもなります。

そういった意味では毎回新鮮で飽きにくい仕事なのかなと思います。

最後に

私自身は人材派遣業界から去りましたが、人材派遣業界が嫌になって去ったわけではありません。

お話ししたように大変なことも色々ありましたが、それ以上に人との繋がりが面白いため仕事自体は好きでした。

人にとって重要な職業を扱う仕事ですのでやりがいもありますし、スタッフからも企業からも感謝される素晴らしい仕事です!

また、働いている社員も「人」が好きな人が多いので、面白くて良い人が多いような気がします。

人材派遣業界への転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください!